『
待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草の やるせなさ
』
月夜に浮かんだこの花に
ふと 思い出した言葉
そしてそれは
同時に
あなたを思い出させた
・・・・・・・
竹久夢二
多くの叙情的な美人画とともに、詩、短歌、小唄などを作っています。
『宵待草』は大正2年に作った小唄で、のちに曲がつけられ、大正末期に流行しました。
本来は「待宵草」(まつよいぐさ)とすべきところを
夢二が「宵待草」(よいまちぐさ)と間違えて謳ってしまったため
現在でもその名が広まっています。